栗野的風景

写真と文章で綴るフォトエッセイ

フジバカマに出会え、一休みする旅する蝶・アサギマダラ

アサギマダとフジバカマ01

 猛暑の日々を逃れてアサギマダラが六甲山にやって来た。

ここなら幾分暑さを凌げるだろうと飛んで来た。

フジバカマの花が「待っていたましたよ」とアサギマダラをやさしく迎え

一休みする場所と食事を提供している。

「長旅、疲れたでしょう」

そう、話しかけている。

「今日はあなただけなの? ほかの蝶さん達にも来て欲しいのに」と。

アサギマダとフジバカマ02

クサアジサイの花が咲いていた。

クサアジサイ01

 えっ、まだアジサイが咲いている。

六甲山は神戸といっても北の方で標高も高いからアジサイがまだ咲いているのか

と思ったが、これはクサアジサイ。

一般的なアジサイより遅れ、7月〜9月に咲く。

アジサイは木なのに対し、こちらは草の種類だからクサアジサイ。

アジサイ同様小さな花が咲き、花弁のように見えるのはガク片で装飾花。

それにしても大きく目立つ花より小さな草花に惹かれるのはなぜだろう。

小さくても頑張って咲いている姿を応援したくなるのか

他の人が見向きもしないから、存在に気付かれないからか

他の人は気付かなくても私は気付いて見ているよと小さな花に伝え、励ましたいからか。

クサアジサイ02

 撮影場所:六甲高山植物園

淡い紫色が美しいツリガネニンジンの花

ツリガネニンジン01

 なんとも美しい花色をしたツリガネニンジン。

ツリガネ(釣鐘)の名前は花の形状から分かるがニンジンは?

と思って調べると、野菜の人参ではなく、根の形が高麗人参の根に

似ていることから付けられたとのこと。

葉や花は食用になり、おひたしにするとおいしいらしい。

こんなきれいな花を見ると食べるのは躊躇するが。

北海道から九州の山野にごく普通に見られるらしいが、

あいにく六甲高山植物園以外でお目にかかったことはなかった。

夏に涼を届けてくれそうな小さな花である。


 撮影場所∶六甲高山植物園

ヤブランの花が咲いた。

ヤブラン02

 庭の隅やちょっとした日陰にヤブランが生えている。

いつ頃から生えていたのかは知らないが、気が付いたのは数年前。

植えた覚えはないから勝手に生えたのだと思うが、どこから種が飛んできたのか

分からないが、庭に小鳥がよく来ているから鳥が運んできたのかも分からない。

ただ、今まで花が咲いているのは見たことがない。

咲いている花に気付かなかったというのが正確で蕾の状態は目にしていた。

今回初めて顔を近づけジッと見て、小さな花が咲いているのを確認していた。

なんとも可愛いではないか。

大きく自己主張するでもなく、静かに咲いているヤブラン。

ランと名が付いてもランの仲間ではない。

葉がランの葉に似ているから付いた名前で藪などによく生えることが名前の由来。

これからはもう少し目に付く場所に移し替えて増やしてやろうと思う。

六甲高山植物園に咲くキレンゲショウマ

キレンゲショウマ03

 ちょっと俯き加減に咲くキレンゲショウマの黄色い花

まだ蕾がいっぱい付いていたから、この先もまだ見られるだろう。

キレンゲショウマ01


キレンゲショウマ02


キレンゲショウマ04


終わらぬ夏を喜び群れて飛ぶサギソウ

サギソウ1

 シラサギが群れている飛んでいる

本来、7月〜8月に飛び、9月に見かけることはないサギが

まだ9月になっても飛んでいた。

今年は猛暑続きだから、まだ夏と勘違いしたからだろうか。

それにしてもシラサギが翼を広げて飛んでいる姿によく似ている。

湿地帯やきれいな水辺に咲く小さな花、サギソウ

咲いていたのは六甲高山植物園だが、岡山県では新見(にいみ)の鯉が窪湿原や

昔、奈義町の山野草公園でも観たことがあるが山野草公園のサギソウは

10年近く前に行った時は姿を消していたから今も咲いているかどうか。

それにしてもシラサギが翼を広げて飛んでいる姿に実によく似ている。

1羽2羽ではなく群れて咲き、飛んでいるのがいい。

サギソウ2

 撮影場所:神戸・六甲高山植物園



まだ咲いていたニッコウキスゲを観られたことに感激

ニッコウキスゲ

 黄色がきれいなニッコウキスゲ

正式名称はゼンテイカらしいが一般にはニッコウキスゲという名で広く知られている。

開花時期は5月上旬から8月上旬、だからもう見られないはずが

六甲高山植物園では数輪が頑張って咲いていた。

開花地域は近畿地方以北に広く分布しているが

中国地方以西では観ることが出来ない。

ただ岡山県では恩原高原に植えられ、観ることができるが、

九州ではニッコウキスゲの花は咲いていないから

六甲高山植物園で9月に数輪でも観られたのは感激した。

クモが架けた大橋

クモの橋

 大分県に夢の大橋があり観光名所になっているという。

橋の向こうになにかあるわけではなく、ただ吊橋を渡って

向こう岸に行き帰ってくるだけのコースで有料だが

案外、橋を渡る人がいるみたい。

それに倣ったわけではないと思うが

両側を何度も何度も行き来してクモが架けた大橋。

白くてきれいなニラの花が庭の片隅に咲いていた。

ニラの花とアリ01

 今年の春頃、庭の片隅に何やら見かけぬ草が生えていた。

雑草だろうと考え、抜こうと思っていたが、1株からしっかり茎が張っていて

引き抜くのは難しそうだったので、そのままにしていた。

ところが8月下旬近くになり白くきれいな花が咲いたのを見て

引き抜かなくてよかったと思ったが、この花がニラだとはその時まで知らなかった。

第一、ニラを植えた覚えはないし、ニラの花が咲いた場所は花壇とは随分離れている。

近くに生えているのはテッポウユリ(タカサゴユリ)ぐらいで

こちらは種子が風で飛ばされ、毎年咲くエリアを広げて行っている。

ユリの花には早朝から、たくさんのアリが蜜を求めて群がっているが

ニラの花に来ていたのは1匹のアリだけ。

群れるのが嫌いなのか、皆と同じことをするのが嫌いなのか

それとも独り占めをしたいのか、開拓神が旺盛なのか分からないが

1匹のアリだけが忙しく花の上を歩き回っていた。

ニラの花とアリ02

庭の片隅に咲いた小さな草花、キツネノマゴ

キツネノマゴ

 庭の雑草取りをしている時、目に付いたのが小さな小さな花。

高さは地面から10cm程度。

腰を屈め、顔を地面近くまで近付けないと見えないから見過ごすところだった。

キツネノマゴ03


花が咲くのは8月〜10月頃らしいが、昨年までは見かけたことがなかった。

あまりにも小さい花なので気付かず、他の雑草を取っている時に

一緒にむしり取ったのかも分からないが、実が熟すと種を弾き飛ばすらしいから

来年は少し増えているかも。

キツネノマゴ02

 それにしても「キツネノマゴ」という花名はどこから付けられたのか。

どこをどう見てもキツネには見えない。

あえて言えば茎の先端の方がキツネの尾に見えなくもないが。

 マクロレンズを持ち出し近接撮影したが、ちょっとした風にも揺れるので

なかなかピントが合わなくて苦労した。

蜜を求めて早朝から群がるアリ

タカサゴユリ26_06

 こう猛暑続きではアリ達も日中に働くのは嫌なのか

それとも早朝でなければ密が無くなってしまうからか

ユリの花芯にアリがこんなに群がっていた。

人もアリも群れたがる?

いやいや、どこぞの県の議員達と一緒にしないで欲しいだって!

そうだよね、アリ君達はゴルフをしたり、海外「旅行」をしたりしているわけではない。

せっせと働いているんだからね。

毎日次々と咲き、庭を白く飾っていくタカサゴユリの花

タカサゴユリ26_02

 数年前まではそれほど多くなかったタカサゴユリの花

咲いているのは花壇の中だったのが年々増えていき

今では花壇を飛び越えて庭のあちこちに芽を出し

今年は所構わずという感じで白い花が咲き誇っている。

タカサゴユリ26_03

 毎朝、起床すると窓を開けユリの白い花を眺めるのが

その日一番の楽しみになってきている。

タカサゴユリ26_04


タカサゴユリ26_05


追い込まれて議員辞職の蔵内議長、多選を避けて不出馬を表明した高島市長

 同じ福岡県で身の処し方がこうも違うものかと感じさせられたのが今日午前中に飛び込んできたニュース。
 1人は先だってから問題になっている藏内勇夫・福岡県議会議長で、もう1人は高島宗一郎福岡市長。

カタバミ

 まず後者の高島市長の次期市長選不出馬発表から。
氏は現在4期目で、年齢は51歳。
当然、次期市長選に立候補するものだと大半の市民は考えていたことだろうし、周囲もそれが既定路線と捉えていた。
 それを前夜、自身のフェイスブックで11月に行われる次期市長選に出馬しないと発表し、24日の定例記者会見で正式に不出馬を公表したのだから、皆驚きの気持ちでこのニュースに接したことだろう。
 最近よくある首長のセクハラ、パワハラ話も高島市長は聞かれないし、健康不安説もなかった。
年齢も51歳で、まだまだ政界引退する歳ではないどころか、むしろこれからバリバリ働ける年齢である。

 だが、氏が挙げたのは多選問題。
多選といっても現在4期目だから、昨今あちこちで見られる10期も15期も議員職にへばり付いている権力の盲者達とは違う。
 だが「首長は予算も人事も多くの権限が一人に集まる特別な立場。だからこそ、同じ人間が長く続けることには慎重でなければならない」と不出馬の理由を挙げた。
 いや、アッパレと言いたい。

 対して問題は前者の藏内勇夫・福岡県議会議長である。
「県議会のドン」などと地元メディアに持ち上げられ「俺の言う通りにしなければ県政は回っていかない」「俺の言うことは何でも通る」などとトランプ米大統領のように王様になった気分で、1泊10万円超の部屋に宿泊し、海外活動(視察)を「海外旅行」と思っていたようで、日頃言っている言葉が会見の場でもつい口を突いて出てしまったようだ。

 議長・副議長職を巡る金銭授受問題で金を送った側からその時の録音音声を提示されても「金は貰ってない」とシラを切る。
 当時、金を受け取ったもう1人の議員、中尾正幸副議長も当初、「金は見たこともないし、受け取ってない」とシラを切っていたがサッサと議員辞職してしまった。
 録音音声は自分の声だと認めながら、最後まで「金は受け取っていない」と否定して。
とすれば辞職理由は何なのか。
本人曰く「県政に混乱をきたしたから責任を取って辞める」という多くの人が納得できない理由。

 蔵内議長は現在10期目。
その内7回は対立候補がいない無投票当選。
まさに多選の弊害である。

 福岡県はどうも多選が当たり前と許される県民性(?)なのか筑豊出身で現在15期の国会議員もいる。彼の年齢は来月で86歳になる。

 今後、政治家を目指す人、今政治家になっている人筑後・筑豊の多選議員ではなく、高島宗一郎市長の潔さの方を見習って欲しいと特に思う。



仲よく咲く、一緒に咲く

庭のユリ01

 盆も処暑も過ぎたというのにいつまでも猛暑日が続いている。

それでもこのところザーと時折り降る雨が乾いた地面と草木に活力を与えるのか、

ほぼ枯れていた雑草が息を吹き返しグングン伸びてきて困っている。

嬉しいのはユリの花も一斉に咲き出したこと。

庭のユリ02

 一輪だけでは寂しいと、二輪揃ってカップルで咲く姿が睦まじい。

仲よきことは美しき哉とばかりにユリだけでなく、

キバナコスモスも誘って一緒に咲いている。

庭のユリ03

 とはいえ今年は猛暑続きだからか、キバナコスモスの咲きが遅い。

普通のコスモスに至っては背丈も30cm程と伸びず、蕾さえ見つからない。

もしかすると今年、庭にコスモスは咲かないかもしれない。

庭のユリ04


夏の夜の後楽園〜幻想庭園というより幻滅庭園

幻想庭園01

 夏の夜の岡山城と後楽園の一大イベントと言えば「烏城灯源郷」と「幻想庭園」

「幻想庭園」は昼間の後楽園とは違い、広大な庭園を舞台に

夏の一夜に幻想を魅せてくれるのだろうと胸膨らませて行った。

夏の夜の烏城が幻想的だったが故に幻想庭園にはいやが上にも期待が高まる。

幻想庭園02

 烏城から後楽園へと架かる月見橋を渡ればそこは後楽園。

橋を少し進んだ所で振り返り烏城に別れを告げる。

烏城灯源郷11

 目の前に幻想的な光景が広がるはずだった・・・。

幻想庭園03

 しかし広がったのは幻想とは言い難い闇の世界。

池や小川の境に目印になるものもロープも張ってなく

小さな子供や高齢者はハシャイで走ったり擦れ違う時などに

池や小川に落ちはしないか。

もう少し安全面に気を配った方がいいのではないかと気になった。

幻想庭園04

 幻想庭園どころか幻滅庭園だった夏の夜の後楽園。

幻想庭園05
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